
あの三蔵法師が9回も死んでいた!!
知る人ぞ知るマニアな話が本記事を読む人の心を震撼する。
衝撃の事実が明らかになる時が到来したのだ!!
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★10回目の転生
一般的に知られる三蔵は10回目の転生を遂げたものである。
悟空、八戒、沙悟浄、玉龍(馬も妖怪である。この点について詳しくは以下の記事を参照)を引き連れて天竺に到達したのは10回目の転生の時だった。
1回目~9回目の時も天竺を目指したが、志半ばで命を落としていたのである。
★9回も死んだ理由
なんと、9回目までの前世で沙悟浄に殺されていたのである!!
流沙河を渡ろうとした時に、待ち構えていた沙悟浄に殺害されるということが転生する度に起こり、それが9回もあったのだ。
尚、沙悟浄のトレードマーク・髑髏の首飾りは全部で9個の頭蓋骨が繋がっており、その全てが三蔵の前世である。
9回も死んだのはこういうことであった。

★事情を知った沙悟浄
ちなみに沙悟浄は妖怪化した際に、観音菩薩から「天竺まで経文を取りに行く、と言う僧侶の一行に加えてもらうように」といわれていたが、悟空及び八戒との戦いの時まで、三蔵が天竺に向かう僧侶だということを知らなかったため、9回も殺してしまったのである(戦いの仲裁に現れた観音の弟子・恵岸行者から話を聞いて、ようやく事情を知るに至った)。
★三蔵が命を狙われる理由
三蔵法師は10回生まれ変わる間に一度も精を漏らしたことのない聖僧であり、その血肉を食らえば不老長生を得られると妖怪たちに思われていた。
このことから悟空、八戒、沙悟浄、玉龍が護衛を任されたのである。

★作中での扱い
三蔵法師は、度々腰を抜かすなど性格の臆病な面が描かれる。
他の4人と違い妖力が無く、法力がわずかであるため、妖怪の仕掛けた策略や罠に簡単に引っ掛かる。
そのたびに弟子を破門したり、敵に捕まって生命の危機に瀕すのを繰り返す。
このことから学習能力の欠如がうかがえるのだ。
★終わりに
これは大いに自慢して構わない雑学である。
きっと、驚かれることであろう。
西遊記博士を目指すのだ!!
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