
1988年に日本中の少年たちを夢中にさせたゲームがあった。
それが「ドラゴンクエストⅢ」である。
何度もリメイクされている本作だが、初めて登場した時は、元祖ファミコン版のソフトだった。
発売当時は学校を休んで購入に向かった人たちが長蛇の列をつくっており、一種の社会現象となっていたが、購入者から強奪する「ドラクエ狩り」という事件が問題になった時でもあった。
今回は、一世を風靡した名作(以下、ドラクエ3)について語ろうと思う。
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★作品の概要
16歳の誕生日を迎えた主人公が魔王バラモスの討伐に向かったまま、消息を絶った父・オルテガを追ってバラモスとの戦いに赴く、というストーリー。
ドラクエ史上初の4人パーティは全国の少年たちを夢中にさせ、戦士や魔法使いなどの個性的な仲間キャラクターたちに友人や家族の名前を付けてプレイするのが大流行した。
もちろん、好きな人の名前を付けたのを見られて笑われた奴がいたのはご愛敬である。
★セーブデータ消失事件
当時は「ゲームは一日一時間」という謎の制約(高橋名人が言った)があり、プレイ中に「親にファミコン本体の電源を切られた人」やペットにリセットボタンを押され、セーブした地点からやり直す羽目に陥る人が続出していた。
また、セーブデータが消えやすく、↓この画像のようなことが頻繁に起きていたため、全国で地獄を見るプレイヤーが続出していた(この時のBGMが呪われた武器、防具を装備した時の物であり、多くの人が同BGMに対し、トラウマを覚えたという)。

★社会問題に発展
本作の発売日には様々なトラブルがあった。
それらは社会問題として全国を震撼させ、発売元のエニックスも大いに驚いていた。
いかに当時の常軌を逸した出来事を網羅する。
大行列発生
ドラクエ3を買うために前日から店の前に長蛇の列ができた。
これが全国規模で起きたのだから、いかにとんでもないことかが想像できるはずだ。
↓この画像のような状況になったのだが、これは多くの人が発売を楽しみにしており、皆が勇者となった瞬間でもあったのだ。

ずる休み多発
発売日の2月10日が平日であったため、仕事や学校をさぼって並んでいた人が多発した。
そのため、エニックスは次回作以降の発売は休日にすることを決定せざるを得なかったのである。
ドラクエ狩り
小学生を狙った恐喝事件、通称ドラクエ狩りが横行した。
勿論、ドラクエ狩りを行っていた者には勇者を名乗る資格はない。
そんな奴等は畳の上で死ねないだろう。
せいぜい、腐った死体になってしまうのが関の山だ。
↓これを腐った死体が聞いたら「そんな連中と一緒にするな」と言って怒鳴り込んでくるにちがいない。

★不朽の名作となった理由
本作はドラクエシリーズを初代からプレイしている人を大いに驚かせる「あること」が仕掛けられており、プレイヤーの心に衝撃的な感動を呼び起こした。
この「あること」は俺を含めた「元祖ファミコンの時代からのゲーマー」の心に強く焼きついており、永遠に消えることはないであろう。
ネタバレを避けたいので、詳しくは述べられないが、サブタイトルの「そして伝説へ・・・」の意味が分かった時に心を震わせられる、とだけ言っておく。
★終わりに
ファミコン版発売から33年の時が流れ、その間に9回に渡るリメイクが行われた。
元が名作であるだけに、そのすばらしさは損なわれておらず、今でも多くのゲーマーたちを夢中にさせている。
次回リメイクHDD版の登場を皆が待っているにちがいない。
↑ネタバレ同然の商品リンクである。
誰かが「ネタバレは避けたい」と言ってた気がするが・・・。
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