
英雄的要素が皆無の主人公といえば水滸伝の宋江である。
本記事ではかっこよさとは無縁の主人公・宋江の論評を行おうと思う。
★宋江の論評
慈悲深く誰からも敬愛されるものの、武芸も知略もいまいちで、一人では何もできないという主人公のくせに豪傑らしくない男である。
たぐいまれな人徳で天下にその名を知られ、武術の達人たちから「あの宋江殿でございますか!?」と驚かれるほどの大人物でありながら朱仝や秦明を仲間に引き入れる際に非道な手段を用いるという人でなしの一面も持っている。
宋江の目指した招安は梁山泊の存在意義たる替天行道を根底から否定する行為である。
それを証明するものとして「順天護国」が挙げられるが、国家の癌細胞・高俅、童貫、蔡京、楊戩に対し、頭を下げるのは仁義の道に背いていると思われる。
方臘との戦いで多くの仲間を戦死させたのは、招安が引き金になっており、自らの主義信条のために人命が失われたのは愚行以外の何物でもない。
それさえなければ梁山泊の手によって平和な世が築かれていたかも、と思うと残念でならない。以上が宋江に対する論評である。
★終わりに
弱い。
情けない。
かっこ悪い。
宋江は無能が三拍子そろった奴である。
水滸伝ファンからも散々な評価で至るところでけなされまくっている。
こういう奴は今どき流行らないであろう。
やはり、主人公には勇者属性が似合っており、知略もなければ武勇もない宋江は何の魅力もないのである。
判官贔屓の典型的人物であることだけはたしかだが、人でなしの一面が大きなマイナスポイントになっていることは否めない。
散々な評価だが、このカテゴリーの記事はこんな感じで執筆しようと思う。
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