• 土. 4月 27th, 2024

乱世の風

「社会風刺」「商品レビュー」を中心としたブログ。将来的には風変わりなカテゴリーばかりの摩訶不思議な世界を構築する。

竹工芸の歴史・主な特徴・作品の種類・おすすめのインテリアについて解説!!

竹は古くから日本人の生活に根付いてきた。

ざるや茶道具をはじめとする身近な物やインテリアとして親しまれている。

調べたところ、文化財に指定されたとのことで、奥の深さがうかがえる。

竹を用いて作られた物を「竹工芸」といい、竹工芸は日用品に欠かせない存在であった。

本記事は、竹工芸(または竹細工)について述べたものである。

竹について調べている人や日本の伝統文化に興味がある人は、ぜひ最後まで読んでほしい。

★竹工芸とは?

竹工芸」は、昭和57年(1982)4月20日に国の重要無形文化財に指定され、その技を高度に体得している者が「人間国宝」とよばれる重要無形文化財保持者として認定されている。 

竹工芸の保持者としては過去に4人認定されており、勝城蒼鳳氏は5人目、藤沼昇氏は6人目の認定である。

かごやざるなど、生活のあらゆる場面で使われてきた竹工品は芸術の域にまで達していたのである。

★竹工芸の歴史

日本の竹細工は縄文時代の遺跡から竹の道具が出土するほど長い歴史を持っている。

平安時代には茶人に愛され、茶杓や茶筅などの竹細工が茶席に欠かせない道具だった。

さらに、日常使いの道具としてだけでなく、花器や仏具などに使われた竹細工の中には、その技巧の美しさから美術品として注目される物もあったという。

★どこで作られるか?

奈良県の高山茶筅、静岡県の駿河竹千筋細工 (するがたけせんすじざいく) 、岡山県の勝山竹細工、大分県の別府竹細工が伝統的工芸品に指定されている。

★竹工芸の魅力

変幻自在の天然素材。(ちくかん) が空洞で軽いわりに強く、表面は滑らかで、弾力性があり、湾曲しやすく、裂いたりして加工がしやすいことが挙げられる。

また、他の植物 に比べて生長が速く、3年ほどで利用できることから生活道具の素材として重宝されてきた。

さらに食材にもなった竹は、生活に欠かせない存在だった。

★竹の特性

「木工工芸の事典」の分類によると、竹は6つの材質的な特性があるとされ、それぞれの特性を生かし、生活用具や農具、漁具、楽器など様々な竹工品がつくられた。

以下に6つの材質について掲載する。

・割裂性:竹は縦方向に割りやすい性質がある。細く割ったり裂いたり、薄く削ったりして竹ひごをつくり、かごやざる、すだれ、扇子や茶筅に用いる。

・弾力性:弾力性に富み、しなりが強いことから弓や釣竿に適している。

・負担力:竹稈を直角に軸を挫折させる力に強い。屋根を支える垂木や梯子、物干し竿、串類や竹箸などに使われる。

・抗挫力、抗圧強および抗折強:強度に優れ、竹稈の抗挫力を応用したものに床柱、机の足、杖や傘がある。また、圧や折れに強いことから竹くぎや矢がつくられる。

・空洞の利用:竹稈の中が空洞であることを生かし、尺八や笙などの笛類に多用される。

★竹の種類

竹は、温暖湿潤な東南アジアを中心に生育する植物で、日本でもごく一部の寒暖地をのぞいた幅広い地域で育っている。

さらに最近では、モウソウチクの北限地が北海道の函館周辺から稚内に達するといわれ、温暖化によって竹の生育地は広がりつつある。

種類は多く、世界に約1200種、日本国内でも600種を超えるといわれ、マダケ、モウソウチク、ハチクは日本三大有用竹である。

★どんなものがつくられてきたか?

竹工品の身近で代表的なものに「籠」と「笊」がある。

違いは深さにあるとされ、深いものをかご、浅いものをざると呼ぶことが多いが、実は編み目に違いがある。

籠は、ざるよりも編み目が大きく、四角 (四つ目編み) や六角 (六つ目編み) 形の目の多い編み方のものをいう。

笊は、畳表のように隙間なく編まれる。

籠は、農作物などの収穫物や落ち葉を入れて運ぶための道具として、編み目が細かく中に入れたものが漏れない。

笊は、米研ぎや水切りなど調理器具として使われることが多い。

どちらも、生活や農業や漁業で必要とされる実用的なものだったが、現在はおしゃれ目的やインテリアなど利用の幅は広がっている。

他にも、建築資材、茶道具、竹稈などをはじめ、提灯、物干し竿など実用品から工芸品に至るまで豊富なバリエーションをほこるのである。

★インテリアにおすすめ!!飾り竹炭を解説!!

竹工芸のインテイリアには飾り竹炭というものがある。

飾り竹炭は、日本の貴重な竹炭と、プリザーブドの苔で竹林の山をイメージしており、竹炭職人の高い炭焼技術で焼かれた竹炭をアートにした一点物のインテリアだ。

↓この画像がその一例である。

↑これは彦星と織姫が出会う、天の川を彩る風景をイメージした華の玉手箱。

日本の貴重な竹炭、プリザーブドフラワーとグリーン、アーティフィシャルフラワー、水引き、友禅紙箱を合わせた和のインテリアだ。

火と水の力を合わせ持つというクラック水晶と浄化力の高い水晶も合わせ、縁起物の贈り物としても喜ばれる一点物である。

「飾り竹炭」は、日本の炭焼き職人が、そのまま形を残すことが難しいといわれている竹炭を綺麗に焼き上げる。

アーティストがその最高級の竹炭を用いたインテリアをデザインし、竹炭インテリアは、ひとつひとつ丁寧に磨かれ、心をこめて作られている。

【本体サイズ】

高さ:250mm×横:280mm×奥行:130mm

※ 箱の大きさ

高さ:100mm 横:130mm×奥行:130mm

価格は15400円。

本品の詳細はこちら。

★終わりに

どうだっただろうか?

竹工芸に関する理解が深まっただろうか?

伝統ある製法はこれから先も伝えられ、人々に愛用される作品を世に残していく。

本記事で紹介した飾り竹炭もそのうちの一つで、興味がある人は公式サイトにアクセスしてほしい。

公式サイトは↓こちらをクリック。

閑話休題。アートフラワーに関する記事はこちらをクリック。

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