花粉症とアレルギー性鼻炎は人類にとって天敵である。
あれは地獄そのもので、鼻がかゆくて何事も手につかない。
また、薬の副作用で眠くなり、寝てはいけない時に爆睡してしまったことを咎められるのも厄介な点といえよう。
俺も長年悩んでいたが、この記事の最後で解説している物を使って、かなり緩和された。
本記事では、花粉症とアレルギー性鼻炎の特徴や対策・対処方法について述べている。
鼻のかゆみで苦しんでいる人は、ぜひ最後まで読んでほしい。
目次
★花粉症とは?
花粉症の症状は、水のような「鼻水」と、繰り返す「くしゃみ」、「鼻づまり」が3大主徴だ。
目にもかゆみや異物感が生じ、花粉飛散量に比例して症状が悪化する傾向がある。
鼻症状は呼吸がしづらくなるため、集中力の低下やよく眠れないなど、勉強や仕事、家事に大きな影響を及ぼすのだ。
★アレルギー性鼻炎について
アレルギー性鼻炎とは、透明のさらっとした鼻水、鼻づまり、発作的で連発するくしゃみの3つの症状を主とするアレルギー疾患である。
アレルギー性鼻炎の主な原因は、抗原抗体反応によるものだ。
空気中を浮遊しているスギなどの花粉やハウスダストなどのアレルゲン(抗原)が鼻粘膜に付着すると、体内に抗体が作られ、マスト細胞という名の細胞とくっついてしまう。
その後、再びアレルゲンが侵入すると、マスト細胞からヒスタミンなどのアレルギー誘発物質が放出され、ヒスタミン受容体(ヒスタミンを受ける鍵穴)と結合し、鼻水、鼻づまり、くしゃみ等のアレルギー反応を起こすのだ。
★主な特徴
花粉症とアレルギー性鼻炎の特徴について述べる。
以下を参照してほしい。
花粉症
鼻の症状(くしゃみ・鼻水・鼻づまり)だけでなく、眼の症状(かゆみ、なみだ、充血等)を伴う場合が多く、その他には咳、のど・皮膚のかゆみ、頭重感、倦怠感、不眠、からだや顔のほてり、イライラ感など、からだの各部位で多くの症状が起きる。
そのため、肉体的にも精神的にも意欲が低下して、QOL(日常生活の質)が大きく損なわれてしまうことがある。
アレルギー性鼻炎
アレルギー性鼻炎には、スギ花粉やヒノキ花粉などが原因となり、毎年同じ季節に起こる「季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)」と、ハウスダストなどが原因となり、季節に関係なく年間通して起こる「通年性アレルギー性鼻炎」とがある。
アレルギー性鼻炎は、放置すると鼻づまりが長時間続き、それが原因でさらにつらい症状が出てきてしまうことも考えられる。
症状の特徴としては、透明でさらっとした鼻水、発作的で連続するくしゃみ、鼻づまり、目のかゆみが現れるのだ。
花粉症とアレルギー性鼻炎の違い
通年性アレルギー性鼻炎とはハウスダスト(ダニ)など季節を問わず存在するものが原因になっているものの総称である。
一方、季節性アレルギー性鼻炎は主に花粉など飛散する季節が決まっているものが原因になっている場合で、花粉症と呼ばれる。
したがって、原因になる物質が異なるだけで、鼻の粘膜で起こるアレルギー反応は同じといえる。
★原因は何か?
主な原因として考えられるのは、空気中に浮遊する花粉やハウスダストなどの原因物質「アレルゲン」を吸い込み、その成分が鼻の粘膜から体内に入ることによって起こるアレルギー反応である。
★どんな対策があるか?
花粉症とアレルギー性鼻炎はどう対策すればいいのか?
これを知りたい人は多いはずである。
以下を読めば、もう安心だ。
マスクを着用する
マスクは、花粉の飛散の多いときには吸い込む花粉をおよそ3分の1から6分の1に減らし、鼻の症状を少なくさせる効果が期待されている。
また、花粉症でない人も、花粉を吸い込む量を少なくすることで、新たに花粉症になる可能性を低くすることが期待されている。
風が強いと鼻の中に入る花粉はマスクをしていても増え、効果は減弱するといった報告もあるという。
マスクをしていても完全防備にはならず、過大に信用は禁物だ。
自宅に花粉を持ち込まない
帰宅時は衣類を払って、花粉を直接家の中に持ち込まないようにし、手洗い・うがいだけではなく眼や顔も洗おう。
これは自分だけでなく、ペットも同様である。
花粉情報に注意する
テレビやインターネットで花粉情報などを確認するのもひとつの手だ。
要注意日は晴天、曇り、最高気温が高い、湿度が低い、やや強い南風が吹きその後北風に変化したとき、前日が雨などである。
飛散の多い時の外出を控え、窓、戸を閉めておく
花粉が多い時期に出かけたり、窓を開けたままにすることを控えるのも重要だ。
また、空気清浄機を活用するのも有効である(これは風邪の予防にも役立つ)。
換気時の窓は小さく開け、短時間にとどめる。
特に、1日のうち飛散が多い時間帯(13:00~15:00頃)を避けることも必須といえよう(どうしても、その時間に出かけなければならない時はマスク着用や事前の服薬をしておこう)。
緑茶
緑茶を飲むのも対策として効果的だ。
アレルギー誘発物質であるヒスタミンの働きを抑えると考えられているカテキンが、緑茶には含まれている。
べにふうきなどの品種に多く含まれるメチル化カテキンも、花粉症予防に効果が期待される。
メチル化カテキンは発酵により失われてしまうので、紅茶ではなく緑茶のほうが緩和効果は高いといわれている。
柑橘類
柑橘類の果物というのは、キンカンやレモン、カリン、グレープフルーツといった果物のことだ。
たとえば、この中のキンカンには、花粉症に良いとされるポリフェノールが豊富に含まれている。
★対処方法
花粉症が引き起こす鼻の症状を抑えるためには、アレルギー反応による症状を引き起こす「ヒスタミン」の発生を抑える「抗ヒスタミン薬」が有効だ。
鼻づまりがひどい場合には、血管を収縮させる働きを持つ薬も有効だ。
目の症状がひどい場合には、飲み薬だけでなく点眼薬も併用するとよいのだ。
★漢方で改善
花粉症とアレルギー性鼻炎の症状を改善する方法を知りたい人は多いだろう。
漢方を用いるのが得策なのだ。
本記事ではDHCの小青竜湯を紹介を行う。
↓この画像のような物である。
「DHC漢方 小青竜湯エキス錠」は、中国の古典医学書「傷寒論」「金匱要略」に収載されている小青竜湯のエキスを服用しやすい錠剤にした漢方薬である。
うすい水のようなたんを伴うせきや鼻水がでる方のアレルギー性鼻炎、花粉症、気管支炎などの症状を改善するのだ。
効能は体力中等度又はやや虚弱で、うすい水様のたんを伴うせきや鼻水が出るもの:気管支炎、気管支ぜんそく、鼻炎、アレルギー性鼻炎、むくみ、感冒、花粉症の改善である。
価格は3850円。
★終わりに
花粉症とアレルギー性鼻炎は悪夢である。
鼻のかゆみで何もできなくなるのは精神衛生上よくないことである。
だが、それも小青竜湯さえあれば怖くなくなる。
みんなで小青竜湯を飲もうではないか。
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