
近年、働き方改革やリモートワークの普及により、「副業・兼業」を認める企業が急増している。
かつては「会社にバレたらまずい」というイメージが強かった副業も、今ではキャリア形成や収入増加の手段として前向きに捉えられる時代を迎えた。
では、どんな会社がダブルワークに向いているのか?
副業をすることで得られるメリットは?
そして、注意すべきリスクとは?
本記事では、ダブルワークに関するあらゆる視点から詳しく解説している。
本業一本では苦しいという人は、ぜひ最後まで読んでほしい。
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★ダブルワークが可能な会社の特徴
ダブルワークを認めている企業には、働き方に対する考え方や制度設計に一定の傾向がある。
副業を前向きに捉える会社ほど、柔軟な勤務体系や成果重視の評価制度を採用しているケースが多く、従業員が自分のスキルや時間をより自由に活用できる環境が整っている。
以下では、ダブルワークを認める企業の主な特徴を詳しく解説する。
就業規則で副業を明確に許可している
副業を認める企業の中でも、就業規則に明確な記載がある会社は、特にダブルワークに対して前向きな姿勢を持っている。
曖昧な表現ではなく、正式に「副業可」と定めていることで、従業員は安心して本業と並行して別の仕事に取り組むことができる。
企業側も、副業を通じたスキル向上や視野の拡大を評価しているケースが多く、柔軟な働き方を推進する文化が根付いているといえる。
柔軟な働き方を推進している
フレックスタイム制やリモートワークを導入している企業は、時間の使い方に自由度があり、副業との両立がしやすい。
勤務時間が固定されていないことで、副業の時間を確保しやすくなるのが大きなメリット。
柔軟な働き方を推進している企業は、従業員が自分の生活スタイルやキャリアプランに合わせて働ける環境づくりを重視している。
勤務時間や働く場所に融通が利くことで、副業に必要な時間を確保しやすくなり、ダブルワークとの両立が現実的になる。
従業員の自主性を尊重し、多様な働き方を受け入れる姿勢が根付いていることの表れでもある。
成果主義・ジョブ型雇用を採用している
成果で評価される企業は、勤務時間よりもアウトプットを重視するため、副業との両立が可能だ。
ジョブ型雇用では職務範囲が明確なため、副業との境界線が引きやすいという利点もある。
従業員を「時間」ではなく「成果」や「役割」で評価する傾向が強いため、勤務時間の使い方に一定の自由度が生まれ、副業との両立がしやすくなる。
明確な職務範囲が定められているジョブ型雇用では、求められる成果が明確なぶん、業務外の時間を自分の裁量で活用しやすく、ダブルワークを前提とした働き方にも適している。
副業を推奨・支援する文化がある
社内で副業事例を共有したり、副業に関するセミナーを開催している企業は、副業をキャリア形成の一環と捉えている傾向がある。
一部企業では、副業を通じて得たスキルを本業に活かすことを奨励している。
従業員が本業以外の活動を通じてスキルを磨いたり、新たな収入源を得たりすることを前向きに評価しており、社内で副業に関する情報共有が行われたり、研修や制度面でサポートが用意されている場合もある。
従業員が安心してダブルワークに取り組める環境が整えられることにより、多様な働き方を尊重し、個々のキャリア形成を後押しする姿勢が強い。

★ダブルワークの「お得な点」5選!!
ダブルワーク(副業・兼業)には、単なる収入増加だけでなく、人生やキャリアにプラスとなる「お得な点」がたくさんある。
以下で、特に注目すべきメリットを5つ厳選して詳しく解説する。
収入が増える
本業の給与に加えて副業収入が得られるため、生活のゆとりが生まれたり、貯蓄や投資に回せる資金が増えたりと、将来への選択肢が広がる。
特にスキルを活かした副業や成果報酬型の仕事であれば、努力次第で収入を大きく伸ばすことも可能であり、経済的な安定を求める人にとって大きな魅力となる。
スキルアップ・キャリアの幅が広がる
ダブルワークに取り組むことで、本業だけでは得られないスキルや経験を身につけられる点は大きな魅力である。
異なる業種や職種に触れることで視野が広がり、新しい知識や実務能力が蓄積される。
また、副業で培ったスキルが本業に好影響を与えるケースも多く、キャリアの選択肢が増えることで将来的な転職や独立にもつながりやすくなる。
相乗効果によって、キャリア全体の価値を高められるのがダブルワークの大きなメリットだ。
人脈が広がる
ダブルワークに取り組むことで、普段の職場では出会えない人たちと関わる機会が増え、人脈が自然と広がっていく。
本業とは異なる業界やコミュニティに身を置くことで、多様な価値観や働き方に触れられ、新しいビジネスチャンスや学びにつながることも多い。
社外で築かれた人脈は、将来的なキャリアの選択肢を広げるうえでも大きな財産となる。
異業種や異なる職場で働くことで、新しい人との出会いや情報交換の機会が増えるメリットは非常に大きく、副業先での人脈が、将来的なビジネスチャンスにつながることもあるのだ。
自己実現の場になる
単なる収入源の追加にとどまらず、自分の興味や情熱を形にするための貴重な場にもなり得る。
本業では発揮しきれない才能やアイデアを、副業という自由度の高いフィールドで試すことで、自己表現の幅が広がる。
やりたいことに挑戦し、それが成果として返ってくる経験は大きな充実感につながり、キャリア全体の満足度を高めるきっかけにもなる。
趣味や得意分野を活かした副業は、やりがいを感じやすく、モチベーション向上にもつながる。
クリエイティブな活動や社会貢献型の副業など、本業では味わえない充実感を得られることもすばらしい点である。
万が一の備えになる
ダブルワークは、収入源を複数持つことで、予期せぬトラブルに対する強力な備えにもなる。
本業の収入が減ったり、急な休業や転職を余儀なくされたりした場合でも、副業収入があることで生活の安定を保ちやすい。
経済状況が不安定な時代において、リスクを分散できる働き方は大きな安心材料となり、将来への不安を軽減する助けにもなる。
リストラや病気などのリスクに備える「保険」としても機能するのである。

★ダブルワークの注意点とリスク
ダブルワーク(副業・兼業)は収入やスキル面で大きなメリットがあるが、制度や体調管理を誤ると、思わぬトラブルやリスクにつながる。
以下で、ダブルワークを始める前に必ず押さえておきたい注意点とリスクを詳しく解説する。
就業規則違反のリスク
就業規則に反したままダブルワークを行うと、思わぬトラブルに発展する。
企業は従業員の副業を禁止または制限している場合があり、それを無視すると「規律違反」とみなされることがある。
最悪の場合、注意・指導だけでなく、減給や懲戒処分といった重いペナルティにつながる。
また、会社との信頼関係が損なわれ、評価やキャリアに悪影響を及ぼすリスクも無視できない。
副業を始める前に、必ず就業規則を確認し、必要であれば会社へ相談することが重要になる。
本業への支障
副業に時間やエネルギーを割きすぎると、睡眠不足や疲労が蓄積し、本業でのパフォーマンス低下につながりやすい。
また、副業のスケジュールが本業と重なったり、急な対応が必要になったりすると、納期遅延やミスの増加といった問題が発生する。
結果として、評価の低下や信頼関係の損失につながるリスクがあるため、ダブルワークを行う際は、本業に支障を出さないための時間管理と体調管理が欠かせない。
睡眠不足や集中力の低下によるミスが増えると、信頼を失うリスクもあるのだ。
労働時間の管理が複雑になる
本業と副業それぞれの勤務時間を把握し、法定労働時間の範囲内に収める必要があるため、労働時間の管理が一気に複雑になる。
特に、複数の仕事を掛け持ちしている場合、知らないうちに労働時間が過剰になり、過労や健康トラブルにつながるリスクも高まる。
また、企業側は従業員の総労働時間を把握する義務があるため、副業先との調整が必要になるケースもある。
無理な負担を避けるためには、スケジュール管理を徹底し、自分の体力や生活リズムに合った働き方を選ぶことが重要だ。
確定申告・税金の手続きが必要
ダブルワークで収入が増えると、その分の所得について自分で確定申告を行う必要が出てくる。
本業が会社員であっても、副業収入が一定額を超えると申告義務が発生し、所得税や住民税の計算・納付を自分で管理しなければならない。
手続きを怠ると追徴課税などのペナルティにつながるため、収入や経費の記録を日頃から整理しておくことが重要になる。
税金の仕組みを理解し、適切に手続きを行うことが、ダブルワークを安心して続けるための基本だ。
ちなみに、副業収入の確定申告は年間20万円以上の所得がある場合が該当している。
住民税の通知で副業がバレるケースもあるため、「住民税の普通徴収」への切り替えが推奨される。
社会保険の加入条件に注意
社会保険の加入条件は、本業と副業を掛け持ちする際に特に注意すべきポイントだ。
副業先での労働時間や収入が一定基準を超えると、健康保険や厚生年金の加入義務が発生する場合があり、本業側の保険との扱いが複雑になることがある。
条件を満たすと副業先でも社会保険に加入する必要が出てくるため、結果として保険料負担が増えるケースも存在する。
ダブルワークを始める前に、自分の働き方がどの制度に該当するのかを確認し、必要に応じて専門機関や勤務先に相談しておくことが重要になる。
情報漏洩・利益相反のリスク
本業と副業の業務内容が重なる場合、情報漏洩や利益相反のリスクが生じやすくなる。
特に、顧客情報や機密データを扱う職種では、副業先との間で意図せず情報が流出したり、競合関係にある企業で働くことでトラブルに発展する。
また、企業側は従業員の副業によって自社の利益が損なわれることを懸念するため、厳しい規定を設けている場合も多い。
上記で述べたリスクを避けるためには、本業と副業の業務領域を明確に分け、守秘義務を徹底することが欠かせない。
健康リスクと過労の危険性
収入やスキル面でのメリットがある一方で、健康リスクや過労の危険性が高まる点には十分な注意が必要になる。
長時間労働が続くと、慢性的な疲労や睡眠不足に陥り、集中力の低下や体調不良を招きやすい。
また、ストレスが蓄積することでメンタル面への影響も無視できず、最悪の場合は仕事の継続が困難になるケースもある。
無理のない働き方を心がけ、休息時間を確保することが、ダブルワークを長く続けるための重要なポイントになる。
本業・副業ともにパフォーマンスが下がると、信頼や評価にも悪影響が出るおそれがあるのだ。
時間管理と生活リズムの崩壊
時間管理が難しくなり、生活リズムが崩れてしまうリスクも大きい。
本業と副業の予定を詰め込みすぎると、食事や睡眠といった基本的な生活習慣が乱れ、疲労が抜けにくくなる。
さらに、休息の時間が確保できない状態が続くと、集中力の低下やストレスの増加につながり、結果的にどちらの仕事にも悪影響を及ぼすおそれがある。
安定した生活リズムを保つためには、無理のないスケジュールを組み、余白の時間を意識的に確保することが欠かせない。

★終わりに
ダブルワークは、収入アップやキャリア形成において非常に有効な手段だが、制度の理解と自己管理が不可欠である。
副業を認める会社を選ぶことはもちろん、本業とのバランス・法的リスク・健康管理まで含めて、総合的に判断することが成功のカギとなるのだ。
これからダブルワークを始めたい人は、まずは以下のステップから始めるといいだろう。
- 就業規則の確認(副業可かどうか)
- 自分の目的の明確化(収入?スキル?趣味?)
- 時間管理の見直し(副業に使える時間は?)
- 税務・社会保険の知識を身につける
- 小さく始めて、徐々に拡大する
現在の会社がダブルワークを禁止しているなら、掛け持ちを認めてくれる会社に転職するのが賢明な方法といえる。
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