働きたいのに仕事を全然振られない人や嫌がらせで過小な業務しか与えられない人が虚しいだけの日々を送っている。
この状態を窓際族、または社内ニートという。
これでは給料泥棒に成り果ててしまい、自分のためになることがひとつもない。
本記事では、回りの人間は忙しいのに、自分だけは暇を持て余すのは非常に危険であり、その状態が続いたらどうなるかを解説しているので、窓際族になりかけている人は、ぜひ最後まで読んでほしい。
目次
★社内ニートとは?
社内ニートとは、会社員として雇用されているものの、仕事が与えられず暇を持て余している労働者のことをいう。
社内失業者とも呼ばれ、様々な理由で十分な仕事が与えてもらえないが、他の社員と同じ勤務形態で給料も支給される。
このことから給料泥棒と揶揄されやすい。
仮に、仕事を与えられたとしても、雑務のようなスキルや能力のいらない単純作業ばかりである。
一見、楽して金がもらえるため得していると思われがちだが、仕事がもらえない状況や会社での過ごし方についてなど、辛いと悩んでいる社員が多いのが現状だ。
社内ニートになりたい訳ではなくても結果的にこのような状況に陥ってしまうため、どのように改善すれば良いかもわからず人知れず悩んでいる場合が多いのだ。
★窓際族について
窓際族とは、出世コースから外れて、重要な仕事を任されずに勤務している人のことを指す。
オフィスの窓際に近い席に移動させられているイメージが、その由来だ。
ちなみに「窓際社員(窓際族)」は1970年代に生まれた言葉である。
高度経済成長期が終わろうとしていた時期にあたり、会社自体の仕事量が少なくなったり、社員自身のモチベーションが下がってしまったりといった状況から誕生した。
★窓際族と社内ニートの末路
リストラ候補に挙げられ、存在そのものを消されることになる。
また、社内で馬鹿にされ、嘲笑される。
誰からも無視され、いないものとして扱われるのだ。
★主な特徴
窓際族と社内ニートの特徴は以下のとおり。
その状態を続けることにはリスクがあるのだ。
就業時間に暇つぶししている
窓際族と社内ニートの人は、就業時間に暇つぶししていることが多い。
会社に来ても仕事が与えられないため、スマホやパソコンでネットサーフィンやSNSチェックなどで時間を潰している光景が見られる。
これは周囲への罪悪感から、パソコンに向かっていれば仕事をしているように見えるためである。
また、開き直ってスマホやパソコンでゲームしているという人もいる。
何もすることがない時間は苦痛
暇な時にかぎって時間が進むのが遅い気がしてストレスが発生する。
時計を見てばかりで生産的なことは一切していないのが毎日続くようであれば退職することをおすすめする。
自身の成長が止まる
働かないことにより、スキルが身につかず、能力も成長しない。
何のメリットもない無駄な時間だらけの日々を過ごすことになってしまうのだ。
気まずくなる
自分一人だけ何もしていないと、同僚に対して申し訳ない気持ちになり、気まずい空気が流れることになる。
これは地獄であり、仲間外れにされた時と同じ感じする。
学生の頃の「クラス全員で一人を無視する」のと大差がないといえる。
さぼり魔と化している
居眠り、ゲーム、ネットサーフィン、読書、新聞を読むといった業務と無関係の娯楽に興じている。
こうして、他の人との関係が悪くなり、相手にされなくなっていく。
★仕事を与えられない原因
自分だけ仕事がないのはなぜか?
その原因を以下に述べる。
上司の采配が悪い
管理職のマネジメント不足により、仕事が全く振られていない人がいることで、社内ニートが生まれてしまう。
部下の使い方が下手くそな上司の下で働いていても自分のためにならないので、異動を願い出るか転職活動をするのが賢明であろう。
先輩が仕事を教えてくれない
後輩に追い抜かされるのを怖れた先輩が「わざと仕事を教えてくれない」のが暇の原因であることも考えられる。
その手の先輩は臆病で無能であり、自信がないため、新人の教育係がこういう奴だった場合、若手が育たないという問題が発生するのだ。
信用されていないので任されない
仕事の能力や日頃の振る舞い及び人格に問題があると、会社に対して「こいつを働かせても大丈夫なのか」という不安を与えてしまい、業務を任されなくなる。
辞めてほしい人を干す時にこういうことがあるので、これに関しては社員側に問題があるのだ。
会社の存続自体が危うい
経営状況が悪化しており、業務そのものが少ないと何もすることがない人が現れてしまう。
こうなったら、その職場をやめる時が来たと考えて就職活動の準備をしておくのが得策といえる。
★解決方法
窓際族状態の解決方法を考えてみたので、働きたい人の参考になれば幸いである。
有休を消化する
会社にいてもすることがないのなら、有休を使いまくって遊びに行くのも問題はないはずだ。
リフレッシュしてから今後のことを考えよう。
部署異動を願い出る
ライフワークバランスの取れた部署に異動し、充実した毎日を送ろう。
適度に忙しい状況なら生き甲斐ができるであろう。
雑用や他の人が嫌がる業務を自分からする
誰もやりたがらないことを率先して実行し、時間を潰すのだ。
ただ、これには限界があるので、早めに次の手を考えるべきである。
転職する
最終手段として転職が挙げられる。
転職エージェントに頼れば次の仕事探しもそれほど苦しくないので、ここはひとつ思い切って依頼するのが最善の策だ。
★閑職のメリット
閑職の場合、毎日定時で帰れたり、有休を使ったりもしやすい。
つまり、働きながら勉強やスキルアップに励む絶好の機会である。
エクセルやパワーポイントなどのパソコンスキルや英会話など、どの職場でも武器になるスキルを身に付けておこう。
ウェブデザインやプログラミングなども将来性が期待できる分野なので、おすすめだ。
★終わりに
さぼり魔呼ばわりされて、後ろ指をさされるだけでなく、居場所自体がなくなるのが窓際族と社内ニートの閑職常態である。
解雇されないうちに転職活動を開始するのもひとつの手なので、エージェントに頼ってみるのをおすすめする。
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