若い世代の短期離職が相次いでいる。
今どき若者を大切にしない会社は働く価値がない職場である。
ダイヤの原石のような有望な人材である若者を苦しめるものは何か?
本記事では、若者が働くべきではない会社の特徴と短期間で辞めてしまう理由について述べている。
「自分の職場が定年まで居続ける価値のあるところだろうか?」という疑問を持つ新社会人は、ぜひ最後まで読んでほしい。
目次
★新社会人が辞めていく理由
厚生労働省の若年者雇用実態調査でも、若者の転職理由は、賃金や休日などの条件の次に「仕事が自分に合った会社にかわりたい」、「自分の技能・能力が活かせる会社にかわりたい」が入っている。
これは今の若者が、自分の能力を活かせることや、自分の行動を自分で決めること、自分を認められたいという願望の表れでもある。
★新卒で辞めたのはなぜ?
退職理由としてもっとも多く挙げられた理由のトップ3 が「自身の希望と業務内容のミスマッチ」(37.9%)、「待遇や福利厚生に対する不満」(33.0%)、「キャリア形成が望めないため」(31.5%)であるという。
★新卒が3ヶ月で退職する割合は?
また、厚生労働省による若年者雇用実態調査では、入社後3ヶ月以内や半年程度で辞める人がいる実態も明らかになっている。
初めて勤務した会社を辞めた人のうち、全体の5.3%が入社3ヶ月未満、7.2%が入社3ヶ月~6ヶ月未満で退職したのだ。
★辞める新社会人に見られる兆候
会社を辞めそうな社員にはいくつかの特徴があり、それを把握することで突然の辞職を回避できる確率が上昇する。
ここでは、どのような兆候があるのかについて解説していく。
髪型や服装が変わる
何らかの心境や状況の変化があった時、人は風貌が変わるといわれる。
それまでカジュアルな印象だった人が、突然落ち着いた感じの服装になったり、なんとなくまじめな雰囲気になったとなると、実は転職活動中であったり、面接を控えていたりするかもしれない。
反対にそれまではきっちりしていた人が髭を剃らずに出社したり、服装がだらしなくなったりするのも危険信号だ。
現状に限界や不満を感じ、退職や転職を考え始めている兆候である。
意見を言わなくなる
それまで会議に積極的に参加したり、ミーティングでも発言機会の多かった社員が、めっきり発言しなくなったり、自身の意見を述べなくなったなどは、退職を考えているサインと考えられる。
仕事へのモチベーションが著しく低下していたり、業務に対して当事者意識を失ってしまうことで、新たな提案や改善などの発言がなくなり、どことなく他人事のような態度を見せ始めるのだ。
上司や他社員を避ける
いつも仲間に囲まれていた人、連れ立って昼食や休憩に出かけていた人が、単独行動を始めた時も会社を辞めることを考え始めた兆候といえる。
特に若手社員は、まず人間関係を整理したいと考える傾向がある。
同期や仲の良い社員がいる場合でも、引き留められたり説得されたりを避ける意味から、一人での行動が多くなっていく。
「そういえば誰かと話しているところを見ないな」「一人でいることが増えたな」と感じたら要注意とみておいたほうがよいだろう。
離席が多い
就業時間にも関わらず、私用電話が多い、たびたび離席しているなどの場合は、すでに転職活動を始めている可能性が高いといえるだろう。
転職エージェントからの連絡や選考中の会社からの連絡を待っていることが考えられる。
特定の仲間と一緒にいることが多い
若手社員が退職を決意したときは、辞めた後の迷惑や印象などを考え、いかにスムーズ、かつ後腐れなく退職できるかを考え、特定の仲間に相談することが多くなる。
転職に成功した際にはできるだけ滞りなく辞められるように、計画的に身辺整理を進めていく。
一部の限られた人とだけつるみだしたら、退職の相談をしている可能性があることを肝に銘じなければならない。
仕事を残して帰る
これまで熱心に仕事をしていた若手社員が、仕事を残して帰るようになったら要注意。
転職活動の方に身が入り、最低限の仕事しかこなさなくなったおそれがあるからだ。
部下に対し、熱心に指導するようになる
社歴の短い若手社員ほど退職することへの罪悪感が大きいといわれています。
自分が担当している業務を後輩や同僚に熱心にレクチャーしたりしていると、一見仕事への意欲を感じるが、その実、会社を辞める際の影響を最小限にしようと考えての行動といえるだろう。
顔つきが変わる
悩んでいる様子だった社員が、ある時から吹っ切れたような顔をしていたり、清々しい様子を見せていた場合、既に退職を心に決めていることが考えられる。
反対に、普段朗らかな社員が休みがちになったり、出社時から元気がなかったりしていたら、退職しようか迷っているおそれがある。
遅刻や早退が目立つ
有給休暇を頻繁に取得したり、病欠、所用などで会社を休むことが増えたというときも、退職を考えている際の典型的な行動パターンである。
休日を利用して転職活動をしていたり、すでに辞めることを見越して有給休暇の消化をしていると考えられるからだ。
平日に突発で休みを取るようになると、退職の可能性はさらに高まっているといえるであろう。
★新社会人が辞める理由
なぜ、新社会人が短期間で会社を辞めてしまうのか?
その理由を以下に述べる。
評価に対する不満がある
仕事をするにあたり、やはり気になるのは自分への評価だ。
目に見えるわかりやすい評価として、自身の能力と努力に見合った給与や待遇を与えてもらえる職場で働きたいと思うことは当然のことである。
能力が評価されない、努力を認めてもらえないと感じている場合は、退職を考える一つの要因となる。
また、業務をなかなか覚えられず成長を感じられないなど、今の仕事が自分には合っていないと思うに至った場合も、自分らしく働ける環境を求めて転職を検討することは自然の流れである。
もともとが優秀な社員ほど、退職に躊躇はないかもしれない。
仕事量が多く負担に感じている
高度経済成長期の「モーレツ社員」やバブル時代の「働きマン」など、仕事を生活の中心とすることが美徳とされた時代とは、現代は価値観が明らかに違っている。
特にワークライフバランスを求められる昨今、休日出勤や残業が当たり前の職場では、若手社員が続かないのは当然の結果だ。
人間関係に悩みがある
職場の人間関係は、若手に限らず悩む方の多い問題だ。
パワハラ上司や同僚からのいじめなどの極端な事例がなくても、うまく話せない、どう接すればよいかわからないなどの些細なことでも、対人関係はストレスになりやすい場合がある。
たとえ仕事自体は好きでも、そうした人間関係が悩みとなって、会社を辞める理由となることは珍しくないのだ。
ステップアップのため
新社会人には現在の職場に特に不満がなくても、自分自身のスキルアップを目指して退職するケースもある。
自らに試練を課してステップアップしたいと考える社員もいることは常に念頭に置いておこう。
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